hapiaraのブログ

ハッピーなアラサーを目指す話。

自分を可視化する 〜勝ちパターンと負けパターン〜

先週、ラジオで江辺 香織さんのインタビューを耳にした。

江部さんは今こそプロから引退されたものの、美しすぎるハスラーとしてビリヤード界を牽引され、現在はその楽しさを広めるために協会の運営及び講師をされているらしい。

その彼女の話で、「自分の勝ちパターンを可視化する」という話があった。

 

勝負のプロの自己管理

ビリヤードの世界も、数多くの大会があるそうだが、その大会当日に最高の自分でパフォーマンスできるようにする必要がある。

そのために、江部さんは毎日、何時に起きたか、何を食べたか、何をしたか、…などの記録を詳細にとって、自分の良い状態・悪い状態のデータを取っているそうだ。

 

人が一日の中で処理できる判断の回数・作業内容には回数がある、と昔本で読んだ*1

そして有名な話だが、人の日々の行動のほとんどは無意識の選択で成り立っており、意識して選択できることは非常に少ないという事実がある。脳は習慣化された行動を好むので、 なかなか意識して自分の思考・行動を変えるのは難しい。

実際に、新しい習慣を定着させるには最低21日*2かかる。かなりの労力を割くことになる。

 

逆説的になるが、となれば、自分が成功しやすい勝ちパターンを把握して、それを習慣化し、失敗しやすい負けパターンを排除できれば、自ずと自分のベースラインが上がり、自分の脳の余力を新しいことに対して意識的判断できるようになるはずだ。

そのためにも、日々の自分のパフォーマンスをあげる(下げる)要因・習慣をよく知って置くのは大事だ。

 

勝ちパターン・負けパターン

実は、江部さんの話を聞いたときに、自然と自分のことに重ね合わせていた。

昔体調を崩してしまったとき、当時診ていただいた医者から

「自分の日々の行動を記録し、どういう状態になったら次の日体調を崩しそうか、どういう状態であれば多少頑張れるかを把握しておいたほうが、大事には至らないし、周りの人からも扱われやすくなる」
と助言をいただいた。

 

自分でも、倒れてからでは遅いし、やばいラインというのが自覚できていれば回避策も次の予定も組みやすい。

さらに会社は個人プレーではないので、周りのメンバーとの連携が大事になってくる。

上司や同僚にとっても仕事の振りやすい部下・自己管理できるメンバーの存在は大事だろう。(そう言えば、自己管理の大事さはどこでも説かれるが、その仕方は今まで教わってこなかったと思う)

 

成功のパターンと失敗のパターン、どちらの方が大事かは一概には言えないと思うが、失敗の方が決まったパターン下で起こりやすく、成功パターンはたくさんの選択肢の中から組み合わせたり、ときにはパターンを作ったりする必要がある気がする。

まずは失敗のパターンを回避しながら、成功のパターンを増やしていく・可能性を上げていくのが大事だろう。

 

そのときに、始めたのが、

  1. スケジュール帳での毎日の体調管理
  2. 書き留めノートで常時思考をアウトプット

だった。

 

 アウトプットの方法

 1. スケジュール帳での毎日の体調管理

ここでは、

  • 睡眠時間
  • 労働時間
  • 飲酒の有無
  • 朝昼晩の体調(5段階)

を記録している。

データをあとで追ってみてみると、前日の睡眠時間が如実に翌日のパフォーマンスに影響を与えていることがわかった。昔は徹夜をして頑張れたが、最近は安定して7時間は必要だということもわかる。6時間睡眠だった日は、意識して昼寝をとったり、夜に予定を入れないようにして早めに就寝するように行動できる。

非常に小さいことのようだが(というか、社会人として当たり前?)、この1時間の差を意識して生活することの違いは大きかった。そして、本で読んで知っていることも、自分の体を実験体としてみてみるとなかなか面白い。

 

また、初期の頃は、食べ物のデータもつけていた。

食べ物も体への影響がかなり明確で、カフェインを飲むと午後のパフォーマンスが下がっていることもわかったり、逆に、豆腐や納豆・チーズなどを食べると体調がいいなということがわかった。(それまでコーヒーが大好きでよく飲んでいたが、それ以降は控えたりノンカフェインのものに変えるようにした)

 

2. 書き留めノートで常時思考をアウトプット

他に体調だけでなく、GoogleKeepジークエンスなどのアナログノートを使って自分の思考もアウトプットすることにした。

常に考えてはいるつもりでも、その考えも外に出さないと、ずっと頭の中で停滞してしまう気がする。そして、書くという行為は俯瞰できるという点で大きい。

仕事や人間関係がうまくいってなかった時の思考は概して、視野が狭かったり、白か黒か思考に陥ってることが多い気がする。何度かノートを読み返して「ちょっと考えすぎだったな」とか「精神的に追い詰められるときや煮詰るときはこういう思考をしやすいんだな」という気づきがあった。

 

 

また、レコーディングについて気づいたことがあれば描きたい。

そう言えば、ノートやアプリは、ちゃんと自分の気に入ったものを探して使うのも大事だと思ったり。

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*1:スタンフォードの自分を変える教室 https://www.amazon.co.jp/dp/B00CHWLZ5S/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

*2:本によっては66日などもある