ハッピーなアラサーを目指す話
先日友人に「ハッピーなアラサーになりたいんだよね」と話したら
「そう言っている時点でハッピーではないね」と返された。
確かに「目指す」と言っているということは、現時点はハッピーでない所にいるという無自覚な認識が自分の中にあったと推察される。
ハッピーなアラサーと聞いて思い浮かべるのはどんな状態だろうか。
二十代前半で子供を一人二人産んで「大変だけど、でも可愛いのよ〜」と言えていること?
婚活を早々に切り上げて結婚していること?
華金は街に出て友人とパーティーしていること?
バリバリ働いてお金を稼いでいること?
これは個人的な偏見かもしれないが、上に挙げた状態の例のうち、より上にあるものの方が世間一般ではハッピーと思われていると感じる。
対してかけられる言葉としては
結婚して結構たつよね?子供産まないの?子供可愛いよ〜
いい年して遊んでばっかいないでそろそろ落ち着きなよー
仕事ばっかりしてないで、恋愛したら?
(子供を産んだ後もこういった言葉あるのだろうか?最早想像の範囲を超えている…)
それぞれの言葉はきっと当人を思ってかけられているのだろう。
また、それらの言葉をかけてきた人たちにハッピーな実感があり、すすめているのだろうということもわかる。
わかるが、声を大にして言いたいのは
「自分と他人の幸せが同じだと思っているとは、あなたの想像力は随分と貧相ですね」
ということである。
というわけで、ここで目指すハッピーとは、よくアラサーと並立てられる恋愛や結婚の充実ではない。(もちろんそこが充実していてもいい。)
(色んなことを言う人がいる世の中で、誰かにハッピーかハッピーじゃないかを決められるのではなく、自分自身の基準で自分が)ハッピーなアラサー(と思える状態)を目指す話なのである。